60代からダンスを楽しむ!おすすめのジャンルと上手に踊れるコツを紹介

ダンスを始めるのは60代からでも遅くはありません。しかし「興味はあるけど無理かも…」「挑戦してみたいけど、踊れるようになるダンスなんてあるの?」と不安を感じてしまう方も多いでしょう。

 

そこで今回は、これからダンスを始めたいと考えている60代の方に向けて、ダンスに取り組むメリットやおすすめのジャンルをご紹介します。60代でもダンスの腕前が上達するコツなども解説しているので、気になる方はぜひご覧ください!

 

60代からダンスを始めるならこのジャンルがおすすめ

60代の方がダンスを始めるなら、フラダンスや社交ダンスなどがおすすめです。

 

フラダンス

フラダンスはハワイアンミュージックをバックに、優雅な動きで踊るダンスです。ほかのダンスと比べて曲のテンポがゆったりとしているのが特徴で、体に負荷がかかりにくく、無理なく全身を動かせます。激しい振り付けがなく年代を問わず始めやすいため、60代からダンスに取り組みたい方にも向いているでしょう。

 

ヒップホップダンス

ヒップホップダンスは、ストリートダンスの代表格といっても過言ではないジャンルです。ランニングマンやクラブステップといった定番のステップはありますが、基本的には振り付けがなく、自由に全身を使って踊れるのが特徴です。リズムに合わせて思うままに踊れるので、その日の気分に合わせて表現してダンスを楽しみたい方はとくに楽しめるでしょう。

 

社交ダンス

社交ダンスは2人1組となって踊るダンスであり、60代を含むシニア世代から若年層まで幅広い人気を誇ります。ダンスの種類は優雅な踊りのスタンダードと情熱的なラテンアメリカンにわけられ、それぞれ5種目、合計10種目です。ペアで踊ることから、ほかの方と一緒に踊りたい方やダンスをとおして友人をつくりたい方に適しています。

 

バレエ

バレエは幼少期から始める方が多い一方で、現在は大人になってから始める方も少なくありません。ゆるやかな手足の動きが特徴的なため、体をゆっくり動かすようなダンスに興味がある方は取り組みやすいでしょう。

 

60代からダンスを始めるメリットとは

60代からダンスを始めることには、運動習慣が身についたり認知症の予防につながったりと、さまざまなメリットがあります。

 

運動習慣が身につく

ダンスを日常生活に取り入れることで、体を動かすことに抵抗がなくなり、運動習慣が身につきます。ダンスは全身を使って表現する有酸素運動であり、継続することで健康に一歩も二歩も近づけるでしょう。

 

運動は健康を維持するために必要な一方、辛いイメージがつきまとうのも事実です。負担が大きいと継続すること自体難しくなりますが、ダンスは楽しみながら全身を動かすうちに筋力や体力などがアップします。心機能の向上も見込めるため、無理なく運動不足を解消でき、健康的な生活に近づけるのです。

 

ストレス解消に効果的

ダンスをおこなうメリットには、ストレスを発散して心をリフレッシュする効果もあります。ダンスをすると脳内では、幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンの分泌量が増加し、ストレスにより乱れた心のバランスが整うのです。

 

また、ダンスを続ける中で難しかった振り付けが踊れるようになるなど、新しくできることが増えるたびに自信がつきます。自己肯定感が高まることで、落ち込んだ気分も上向きになるでしょう。

 

人間関係の輪が広がる

ダンスに取り組むことで、同じ趣味をもつ仲間との交流が生まれ、新たな人間関係の輪がつくれます。ダンスを楽しんでいる方の年齢層は若い方からシニアまで幅広く、日常生活だけでは接点がない相手ともコミュニケーションがとりやすいでしょう。

 

認知症を予防できる

認知症の予防効果が期待される点も、ダンスを始めるメリットのひとつです。振り付けを覚えることや、曲に合わせて手足を動かすダンスの動作は脳トレにつながり、認知症の発症リスクを抑えるといわれています。60代に突入し、認知症にならないためにも、日常生活にダンスを取り入れることは重要といえるでしょう。

 

60代からでもダンスがうまくなるコツ

60代でもダンスが上達するには、いくつかコツをおさえることが大切です。

 

毎日ダンスを練習する

ダンスがうまくなりたいと思ったら、可能な限り毎日ダンスに取り組んでください。ダンスは急に上達することはなく、日々の積み重ねが重要です。繰り返し練習するうちに、段々とテンポのつかみ方や体の動かし方などがわかるようになります。

 

上達するには毎日ダンス練習に励むのがいいですが、忙しい時期などまとまった時間がとれないときは、30分程度でも構いません。数分でもいいので、ダンス練習をおこなう習慣を身につけてください。振り付けやステップなどダンスの基礎力が向上し、スキルアップにもつながります。

 

フィードバックを受ける

ダンスレッスンの後は、周囲の方からフィードバックを受けましょう。改善すべき点や新たな発見など自分自身では見つけられないようなポイントが明確になります。ダンスの先生や仲間から言われたことを素直に受け入れ、今後の練習に活かすようにしてください。

 

ダンスを楽しむ

ダンスの上達には、楽しんで踊ることも必要です。上達しないことにいら立ったままでは、練習自体に嫌気がさし、ダンスすら嫌いになってしまう可能性もあります。

 

ダンスを楽しいと感じていれば自然と練習時間が増えたり、空いた時間にダンスのことを考えたりと、ダンスにかける時間が徐々に増えるでしょう。努力すら楽しいと感じるようになり、ダンスのスキルも向上します。

 

自分のダンスに自信をもつ

ダンスの上達スピードを速めたいなら、自信をもって大きく体を動かしましょう。不安を感じているうちは振り付けが自然と小さくなり、踊りのコツなどに気づきにくいです。

 

手足を大きく動かすと、格好よく見える体の角度や動かし方などがわかりやすくなるため、上達に一歩近づきます。ダンスを始めたばかりのころは恥ずかしさや不安が大きくなりがちですが、臆せず思いきり楽しんで踊ってみてください。

 

60代以降もダンスを続けるために注意すべきこと

60代から始めたダンスを70代、80代と長く続けていくには、いくつか注意すべきことがあります。

 

ダンスに必要な道具を準備する

ダンスに適した服装や練習道具を準備しておくと、ケガのリスクを抑えるだけでなく、上手に踊るコツもつかみやすくなります。いくら着心地がよく似合っていても、動きにくい練習着では踊ること自体難しいでしょう。

 

練習時は、ストレッチ性のいい動きやすい服装を選ぶことが大切です。専用の靴が必要であれば事前に用意しておきます。もし専用靴の準備が不要なときは、滑りにくい靴を選ぶといいでしょう。

です。

 

丁寧にストレッチする

ストレッチはダンスの前後、必ず2回おこないましょう。ダンス前はケガ防止、ダンス後は疲労回復効果が期待できます。

 

ダンス前は関節や筋肉に負荷をかけすぎないよう、ゆっくりと左右バランスよく伸ばしましょう。踊っている最中に起こりやすい捻挫や肉離れなどを防げます。

 

ダンスを終えた後も同じく体を伸ばすことで、筋肉痛のリスクを軽減できますよ。いつもと違う感じや痛みがある場合は患部を冷やす、あるいは病院を受診するなど早めの対策が必要です。

 

こまめな休息や水分補給を心がける

ダンスをおこなうなら、休息と水分補給の回数にも気をつける必要があります。どちらもダンスに夢中になると忘れがちですが、体調を崩すリスクを高める可能性があり注意しなければなりません。

 

体が疲れてくると集中力が低下し、転倒やケガをしやすくなります。大量の汗をかいて体の水分が失われているにもかかわらず水分を補給しないと、脳梗塞や熱中症を発症することもあるでしょう。

ことも大切です。1回踊ったら腰を下ろして水を飲むなど、タイミングを決めておくと忘れにくいです。

 

レベルに合う難易度やジャンルを選ぶ

ダンスを始めるときは、自身のレベルに適した難易度の踊りを選んでください。60代のダンス初心者がいきなり高難度のダンスに挑戦しても、楽しさよりも辛さのほうが先行し、ダンスが嫌いになってしまうかもしれません。60代でも踊りやすいダンスは何か調べるなど、下準備をしてから選択することをおすすめします。

 

まとめ

60代からダンスを始めるなら、フラダンスやヒップホップダンス、社交ダンスなどがおすすめです。運動習慣が定着するだけでなく、ストレス発散や認知症予防などさまざまな効果が期待できるでしょう。ダンスは継続して上達するものなので、長く楽しく続けられるように練習前後はストレッチで体をほぐしてください。

 

神奈川県川崎市の「ダンススタジオすまいる」では、初めて社交ダンスに挑戦する生徒さんも大歓迎です。負担を少なくしたダンスのご提案もおこなっておりますので、ダンスに興味をおもちの60代の方々はぜひこの機会に体験レッスンを受けてみてください。