テレビなどのメディアで社交ダンスを見て「社交ダンスを始めたい!」と考えている人は多いでしょう。社交ダンスができる場所はいくつかあり、そのうちのひとつがこの記事でご紹介する「社交ダンスサークル」です。
社交ダンスを楽しめる場所には「社交ダンス教室」などもありますが、これは社交ダンスサークルとどのように違うのでしょうか。今回は社交ダンスサークルの特徴をご紹介し、社交ダンスサークルのメリット・デメリットを解説します。
社交ダンスができる場所は「サークル」などの3箇所
社交ダンスを楽しめる・学べる場所は、大きく3つに分かれます。本やDVDなどを見て独学する方法もありますが、社交ダンスはパートナーと一緒に行うダンスなので、独学での習得は困難です。まずはそれぞれの特徴を見ていきましょう。
<社交ダンスができる場所>
・社交ダンスサークル
・社交ダンス教室
・カルチャーセンター
社交ダンスサークル
社交ダンスサークルとは、同じ趣味や目的の人が集まる「同好会」の社交ダンス版です。週1回などのペースでサークルのメンバーが集まり、みんなで社交ダンスを楽しんだり、サークル外の講師を招いてレッスンを受けたりします。会場となるのは以下のような場所です。
<社交ダンスサークルの主な活動場所>
・公民館
・体育館
・地域のスポーツ施設など
社交ダンス教室
社交ダンス教室では、社交ダンスのプロから直接レッスンを受けられます。個人レッスンかグループレッスンのいずれかを選べる場合が多く、家族や友達同士、カップルでも参加できるケースが多いです。きめ細やかなレッスンを受けられるため、より早く上達したい人に向いています。
カルチャーセンター
大手新聞社などが開催するカルチャーセンターでも、初心者向けの社交ダンス教室を開催することがあります。多くの人が通えるように料金が安く設定されていますが、開催時期が不定期で、レッスンを受けたいときに受けられない可能性が高い点がデメリットです。
社交ダンスサークルと教室の違い
社交ダンスを学ぶ場所を探すとき、社交ダンス教室に通うか、それとも社交ダンスサークルに通うべきか悩む人も多くいます。社交ダンスサークルと教室の違いは以下の4つです。
<社交ダンスサークルと教室の違い>
・学べること
・料金
・目的や目標
・交友関係
学べること
社交ダンスサークルでは、基礎部分の練習にはあまり時間を割かず、ステップの練習を中心に行うことが普通です。社交ダンスの技術を学ぶというよりは、集まったメンバーで社交ダンスを楽しむことを重んじています。
料金
社交ダンスサークルは、社交ダンス教室と比較して、料金が安く設定されています。社交ダンス教室ではプロが懇切丁寧に指導するため料金がやや高く、とくに個人レッスンは高額です。
目的や目標
社交ダンスサークルと社交ダンス教室では、以下のように参加者の目的や目標も異なります。
【目的や目標の違い】
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社交ダンスサークル | 社交ダンス教室 |
・ダンス仲間を増やしたい ・社交ダンスを楽しみたい ・ダンスを通じて健康になりたい |
・できるだけ早く上達したい ・社交ダンスを基礎から学びたい ・競技会への参加も視野に入れている |
交友関係
社交ダンスサークルには、同じ趣味や目的を持つ人が集まるため、交友関係が広がりやすいです。一方の社交ダンス教室の場合、個人レッスンの場合が先生以外と話す機会がなく、交友関係はあまり広がりません。
社交ダンスサークルのメリット
教室やカルチャーセンターとは異なる特徴を持つ社交ダンスサークルのメリットは、以下の3つです。
<社交ダンスサークルのメリット>
・リーズナブルに社交ダンスができる
・社交ダンス以外のイベントにも参加できる
・自分に合った目標を掲げる社交ダンスサークルを選べる
リーズナブルに社交ダンスができる
社交ダンスサークルでかかる費用は、社交ダンス教室などと比較してリーズナブルです。指導の質の高さよりも費用の安さを重視する人や、あまりお金をかけずに社交ダンスを試してみたい人にとって、社交ダンスサークルは魅力的といえます。
社交ダンス以外のイベントにも参加できる
社交ダンスサークルによっては、社交ダンス以外のイベントを開催することもあり、サークルメンバーと一緒にさまざまな体験をしやすいこともメリットです。メンバー同士で旅行に出かけたり、普段の会場を飛び出して合宿を開いたりなど、社交ダンスを通じて仲間と遊ぶ時間も手に入るかもしれません。
自分に合った目標を掲げる社交ダンスサークルを選べる
社交ダンスサークルの目的や目標は、参加するサークルによって異なります。先述した環境のなかで「大会で結果を残す」「地元のイベントに出演する」といった目標を目指して、メンバーと一緒に努力を重ねられることも社交ダンスサークルの魅力です。
社交ダンスサークルのデメリット
社交ダンスサークルには、メリットだけでなく以下のデメリット・注意点もあります。
<社交ダンスサークルのデメリット>
・レッスンを受ける時間帯を選びにくい
・自分が踊りたい種目を踊れるとは限らない
・参加者のレベルがばらついている場合が多い
レッスンを受ける時間帯を選びにくい
社交ダンスサークルのレッスン開始時間は「毎週土曜日の14時から」など、特定の日時に指定されるケースがほとんどです。自分自身の予定は考慮されず、全体のスケジュールに合わせなければなりません。このため、仕事やその他の予定とレッスンが重なると、レッスンに参加することは不可能です。
自分が踊りたい種目を踊れるとは限らない
時間帯と同じように、レッスンを受けられる種目も独断では決められません。アンケートなどで意見が考慮される可能性はありますが、原則としてサークルの方針に沿って学ぶことになります。
参加者のレベルがばらついている場合が多い
社交ダンス教室では参加者のレベルに合った指導を受けられますが、サークルの場合はレベルの高いメンバーに合わせてレッスンを進めるのが基本です。また、メンバーが講師役を兼ねる場合も多いため、質の高い指導は受けられない場合が多いでしょう。
まとめ
社交ダンスサークルとは、サークルのメンバー同士で社交ダンスを楽しむ場所です。社交ダンス教室と比較して料金がリーズナブルなことや、社交ダンス以外のイベントにも参加しやすいことがメリットですが、レッスンを受ける時間や種目は選べず、質の高い指導も受けられません。
社交ダンスを基礎から学びたい方には、プロの講師がマンツーマンで個々のレベルに合った指導を行う社交ダンス教室への参加をおすすめします。川崎駅西口より徒歩9分のダンススタジオすまいるでは、実績あるA級講師が和気あいあいとした雰囲気の中でやさしく丁寧な指導を行っています。