社交ダンスの初心者は何から始める？おすすめ種目について解説！

社交ダンスの初心者の場合「社交ダンスを始めてみたいけど、何から練習するのがいいの？」「初心者向けのダンスはある？」といった疑問を持つことがあります。社交ダンスは種類が多く14種目に分類できますが難易度に差があり、中には初心者に向いているものがあります。

そこで今回は、社交ダンスの中で初心者がはじめに練習するのに適したダンスや曲について解説します。

社交ダンスの種目

社交ダンスは、スタンダード（モダン）ダンス、ラテン（アメリカン）ダンスの2つに分けられます。この2つにはそれぞれ5種目のダンスがあり、競技会も開かれています。このほか、パーティーダンスと呼ばれるジャンルもあり、競技化はされていませんがダンスパーティーの場で参加者が楽しく踊るのに向いています。

スタンダード（モダン）ダンス

スタンダードにはワルツ（ゆっくりした3拍子）、タンゴ（情熱的な音楽）、スローフォックストロット（ゆっくり歩くような踊り）、クイックステップ（速い音楽）、ヴェニーズワルツ（舞踏会を思わせる3拍子）があります。エレガントな優雅さが特徴です。

ラテン（アメリカン）ダンス

ラテンにはルンバ（大人のダンス）、チャチャチャ（明るい）、サンバ（華やか）、パソドブレ（闘牛を連想させる踊り）、 ジャイブ（弾むようなダンス）があります。明るく楽しげな雰囲気で、運動量も多くなります。

パーティーダンス

パーティーダンスにはブルース（ゆったりとした曲と比較的簡単なステップ） 、ジルバ（リズミカルな音楽に合わせてステップ）、マンボ（軽快な音楽）、スクウェアルンバ（前後左右に移動する）があります。この3つのうち、初心者に向いているのはパーティーダンスと呼ばれるブルース、ジルバ、マンボ、スクウェアルンバです。

 

初心者向け！パーティーダンス

パーティーダンスは、その名のとおりパーティでみんなが楽しく踊るもののため、複雑なステップなどはなく初心者が社交ダンスの基本を知るのに最適であると言えます。

ブルース

ブルースはスタンダードの入門編ともいえるダンスで、「ムーンライト・セレナーデ」や「モナリザ」といった、ゆったりとした曲で男女が向かい合い、手を組んでジグザグに移動しながら踊ります。動きはとてもゆるやかで歩くようなステップが多く、初心者でもやりやすい種目です。向かい合って踊るので、先生が相手の場合は指導を受けやすく、社交ダンスに必要な基礎、姿勢や動作を学ぶのに最適です。

ジルバ

ブルースとは違いリズミカルな曲に合わせ、女性が男性のリードで回転する楽しいダンスです。ラテンの入門編ともいえるダンスで、「サーフィンUSA」などの曲が有名です。基本的なステップから複雑なステップまであり、中級者以上になっても練習に向いています。競技種目にはなっていませんが、パーティなどでは根強い人気があります。

マンボ

マンボは1930年代後半に、キューバで生まれたルンバにジャズ要素をミックスして作られた音楽です。女性と男性が向かい合って、軽快な音楽に乗ってリズムをずらして踊るダンスです。通常、社交ダンスでは男性が手をつないでリードしますが、マンボは手を組まずに踊ります。

スクウェアルンバ

ルンバのリズムに乗って、女性と男性が向かい合って両手を組んだまま（ホールド）前後左右に移動するダンスです。

 

スタンダード、ラテンで初心者向きのもの

パーティーダンスで基礎となるステップや姿勢を学んだら、次はスタンダードやラテンで初心者向きの種目に挑戦していきましょう。スタンダードの中ではワルツ、ラテンの中ではルンバがおすすめです。

ワルツ

スタンダードを代表するダンスです。「ムーン・リバー」など、ゆったりとした3拍子の曲で優雅に踊ります。ブルースが歩くようなダンス中心なのに対し、ワルツは「スイング」と呼ばれる規則的な上下の動きをします。スタンダードダンスは上下動する動きが多いため、基本となるワルツでしっかりと押さえておきましょう。

ルンバ

キューバで生まれたラテンを代表するダンスです。「ベサメムーチョ」などの曲が有名で、男性は力強い動き、女性はしなやかな動きと男女が違う動きをするのが特徴です。ラテンダンスの基礎となるもので、音楽がラテンの中では一番ゆっくりしており、ステップを確認しながら踊れる点が初心者に向いています。ルンバが踊れるようになったら、似ているチャチャチャに進むのもよいでしょう。

 

まとめ