社交ダンスの「ジルバ」について歴史や特徴、混合しやすいジャイブとの違いを解説します

ジルバ ダンス

 

社交ダンスには10種類の競技種目として定められているダンスがありますが、「ジルバ」はそれらのダンスには含まれてはいません。しかし、ステップを踏みやすい特徴などからダンス教室などで習うケースも多く、注目されている種目です。

 

今回は、ジルバの歴史や特徴を解説していきます。混合しやすいジャイブとの違いもお伝えしますので、ぜひご覧ください。

 

ジルバの由来と歴史

ジルバはアメリカ発祥のダンスであり、日本には第二次世界大戦後に伝わりました。ただし、ジルバという名称は和製英語であるため、海外では伝わりません。正式名称は「Jitterbug(ジッターバグ)」であり、Jitterは「小刻みに動く」、Bugには「虫」という意味があります。

 

ジルバの特徴

ジルバの特徴は、軽快さとリズミカルなダンスでしょう。リード&フォローがわかりやすく、社交ダンスを習い始めたばかりの方が取り組むケースも珍しくありません。

 

競技ダンスに含まれているクイックステップと同じ曲を使う場合が多いため、パーティー会場などではクイックステップとジルバを同じフロアでダンスすることもあります。しかし、ジルバはその場から移動せず踊ることが多いのですが、クイックステップではライン・オブ・ダンス(LOD)と言ってフロア上を反時計回りに移動しながら踊るため、混雑している風景を目にすることもあるでしょう。

 

ジルバはパーティーダンスに分類される

ジルバは社交ダンスの競技種目ではなく、パーティーダンスに分類されています。社交ダンスの10種目には、スタンダード種目の「ワルツ」「タンゴ」「スローフォックストロット」「クイックステップ」「ヴェニーズワルツ」、ラテンアメリカン種目の「ルンバ」「チャチャチャ」「サンバ」「パソドブレ」「ジャイブ」が該当します。ジルバはこれらの競技ダンス10種目には含まれていませんが、華やかさと踊りやすさから多くの方々に愛されているダンスと言えるでしょう。

 

アップテンポで初心者向け

ジルバはアップテンポですが、比較的初心者向けのダンスです。基本のリズムはSSQQ (スロー・スロー・クイック・クイック)であり、ステップを覚えやすい特徴があります。

 

ジルバを含むパーティーダンスは誰とでも踊れることが大切なので、社交ダンスを習い始めたばかりの方でも取り組みやすいです。

 

ジャイブと区別がしにくい

ラテンアメリカン種目には「ジャイブ」と呼ばれるダンスがありますが、ジルバと混同する方もいます。なぜならどちらもスイングダンスの一種であり、似たようなステップが多いため見分けがつきづらいのです。

 

ジャイブとは

1920年代に生まれたダンスであり、4分の4拍子のリズムで2拍目と4拍目には打楽器を使ったアクセントがあります。また、競技種目としてジャイブが定められたのは1960年代です。

 

ジャイブの特徴はピョンとバウンドするような動きであり、軽快なステップと明るい曲調が魅力でしょう。ただし身体を使う動きが多いため、初心者には難しいダンスです。

 

ジャイブとの違い

ジャイブとの大きな違いは、リズムです。ジルバはシングルリンディー形式のリズムをとりますが、ジャイブはダブルリンディー形式のダンスです。

 

シングルリンディー形式では、主に2拍のスローと1拍のクイックを使って「SSQQ」とカウントしますが、ダブルリンディー形式ではスローやクイックだけでなく、エンドカウントを使って「Q&Q、Q&Q、QQ」とカウントします。このため、ジャイブよりもジルバの方が簡単だと言われているのです。

 

まとめ

社交ダンスのジルバについて、歴史や特徴を解説しました。ジルバは10の競技種目には含まれていませんが、パーティーダンスの中では注目度の高いダンスです。ステップを踏みやすいため、社交ダンスを習い始めたばかりの方が取り組むケースも多く、たくさんの方に親しまれています。

 

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