社交ダンス初心者が教室を選ぼう！チェックポイントについて解説！

社交ダンスがテレビなどのメディアで取り上げられるようになり、興味関心を持たれている方も増えてきています。現在、日本の社交ダンスの競技人口は約160万人おり、教室は日本全国に約3,000以上存在していると言われています。しかし、いざ始めようと思っても、社交ダンス教室がどんなところか分からず、始めるのを躊躇している方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、社交ダンス教室の概要や、初心者が教室を選ぶ際におさえておきたいチェックポイントについて解説します。

社交ダンス教室ってどんなところ？

社交ダンス教室には、気軽なサークルタイプの教室から競技を目指すような教室まで、さまざまなものがあります。ここでは、一般的によく見られるレッスンメニューや概要について解説します。

主なレッスンメニュー

社交ダンス教室でよく見られるレッスンメニューとしては、主に以下のようなメニューがあります。

・体験レッスン：初めての方用のお試しレッスン
・グループレッスン：講師一人に対して生徒複数名で受けるレッスン
・プライベート（個人）レッスン：講師とマンツーマンのレッスン
・カップルレッスン：講師一人に対して夫婦やカップルで受けるレッスン

体験レッスンは、必ずしも全ての教室で実施しているとは限りませんが、今や多くの教室で実施しており、初めての方が教室の雰囲気を見たりするのに最適です。教室によっては体験レッスンを無料で実施しているところもあります。

グループレッスン及びプライベートレッスンは、大半の教室が実施をしており、それぞれのコースによって料金が設定されています。基本的にはプライベートレッスンの方が、グループレッスンよりも料金が割高です。一般的に1レッスン25分か50分で、1レッスンあたりの料金が設定されており、チケット制をとっている教室もあります。チケット制の場合は、最初に何回分かのチケットをセットで購入して、レッスン受講ごとにチケットで支払う方式です。

グループレッスンの特徴

講師一人に対して、生徒の人数は教室によりさまざまで、2～3人の少人数でやるところから数十人でやるところまであります。特徴としては、初心者の方が社交ダンスをリーズナブルに始めるのに向いており、基本となるステップなどを同じクラスのメンバーと楽しみながら習っていくイメージとなります。

デメリットとしては、一人の講師で複数名の生徒を教えるという特性上、教えられる内容には限界があり、どうしても基礎的な内容が中心となってしまいます。そのため、グループレッスンで目指せるレベルとしては、基本的な種目の基礎的なステップをマスターできるくらいのレベルまでと言われています。

個人レッスンの特徴

講師と生徒がマンツーマンでレッスンをするため、生徒の要望に応じて柔軟にレッスンの対応が可能です。他の人を気にせずに自分のペースで練習したい方や本格的に上達したい方、大会や競技会を目指すような方に向いています。一人の生徒に集中して指導でき、指導内容もその生徒のレベルや適性に応じてカスタマイズできるので、早く上達することが期待できます。

カップルレッスンなども、同様のメリットが得られると言えるでしょう。デメリットとしては、グループレッスンと比べて、どうしても料金が割高になってしまうことです。おすすめとして、最初にグループレッスンで基礎的なことを習得した後に、プライベートレッスンで更なる上達を目指すパターンの方が多く見られます。

 

社交ダンス初心者が教室を選ぶ際のチェックポイント

ここからは、初心者が教室を選ぶ際に、おさえておきたいチェックポイントについて解説します。

初心者向けレッスンの充実度

初心者の方が一番おさえておきたいポイントが、体験レッスンや初心者プログラムが充実しているかです。最初はグループレッスンで、自分と同じレベルの人たちと一緒に基礎を練習するのがおすすめですので、初心者用グループレッスンにも力を入れている教室を探すとよいでしょう。また、初めのうちは続けられるか分からない段階ですので、レッスン料金が比較的安い初心者プログラムがあれば、始めるきっかけにしやすいものです。

分かりやすい料金設定

レッスン料金は、教室によってかなり幅があり、その教室にいる講師によっても違いがある場合があります。初心者が教室を選ぶ際には、無理のない料金設定の教室を選ぶことが大切ですので、料金設定が分かりやすいかどうかも重要なチェックポイントです。

入会金や体験レッスンの費用が教室によっては無料のところもありますし、レッスン料も月謝制やレッスン毎の料金設定をしているところなど、さまざまです。トップクラスの講師が付くと、料金が非常に高額になる場合もあります。また、極端に安い金額設定のところも、レベルの低い講師しかいない可能性もありますので、注意が必要です。

教室の雰囲気

せっかく社交ダンスを始めるなら、自分に合った教室で、楽しみながら練習をしたいものです。まずは体験レッスンや見学をして、教室の雰囲気を確認するようにしましょう。グループレッスンを受けるならスタジオの広さが十分か、施設の綺麗さ、講師の教え方や生徒さん達の様子など、実際に自分の目で見て体感しないと分かりません。

自分と相性の良さそうな講師がいるか

教室の講師には、アマチュアの講師から資格を持ったプロの講師まで、さまざまな講師がいます。講師の実力を示すのに、A級やB級というグレードで示されることがよくあります。このグレードは、社交ダンス大会のレベル別のクラスの事で、一定の成績を収めると昇級していき、A級が一番上です。

初心者がおさえたいポイントとしては、講師のグレードが高いかどうかよりは、その講師の教え方が自分に合っているかが大切です。基礎の練習の段階から必ずしもトッププロの講師に教わる必要はありませんし、A級の講師が必ずしも教え方がうまいとも限りません。体験レッスンや見学会で、その教室の講師が生徒さん達へ教えている様子などを確認すると、ある程度確認できるでしょう。

 

まとめ